TiptopAudio  ARTの話

TiptopAudio ARTについて

TiptopAudioから新しいpolyphonic modularが提案されている。
サイトや動画をみたところの推測は

1 アナログ結線で8系統を1本で伝送する
2 digitalデータ MIDI?などを新しい規格の1本で伝送する

という2点と思われるがmonophonic moduleと混在しているようにみえてコンセプトがよくわからない。

アナログで複数伝達というのは自分も含めて誰もが考えることだが、問題はコネクタとケーブルの選択だ。TiptopAudioはUSB-Cコネクタを選択したようだ。強度は問題ないのかわからないのと、パッチケーブルとしての抜き差し具合はわからない。USB-Cケーブルのアナログ信号に対する性能は不明だが、おそらく検証して確認されていることだろう。

良いところ悪いところを考えてみる。

これはあくまで、消費者、DIY愛好者としての評価であり、企業の営利活動を非難するものでありません。

pros
同時に多数の伝送ができる。8音ポリの実現。
USBCケーブルは身の回りに増えつつある。
使い勝手は不明だがコネクタの信頼性はありそう。

cons
TiptopAudioの用意する純正ケーブルはおそらく高価。(stackableパッチケーブルの値段は少し高いと思う。)
ケーブルは消耗品なので簡単に購入したいが、安いUSB-Cケーブルについては内部結線が不明なことがある。
パッチケーブルを自分で自作することはほぼ不可能。

参考までに
QVmodularでの4極ケーブル
pros
マイク入力の関係で3.5mmジャックの4極ケーブルは各種の長さのものが非常に安く手に入る。
パッチング動作が慣れた感覚でできる。
ケーブルを自作することも可能。
通常のパッチケーブルの代用にもなる。
QVmodularの場合はGND接続がないのでGNDloopがない。

cons
4系統で伝送するためにはGNDを接続できない。
シールドの電線を信号用に利用するので神経質な人には向いていない。(実際には特に問題は感じない。)
通常のパッチケーブルよりもコネクタの強度に不安がある。
4系統までしか伝送できない。

QVmodularは趣味で作っているのでコストと自由が大切。

次にARTの肝と思われるところ
ART digital? cableについて
詳細が不明である。audioだけUSB-Cで、コントロールはARTで行うのだろうか。


latency and jitterがどの程度なのか?
規格は公開されるのか?優れた規格でopenになれば一気に広がると思うのでぜひ公開してほしい。

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